”宿り木”を見たことがありますか?
私は、残念ながらありません。
だから、宿り木ってなんの木?なんて思ってました。
いざ、調べてみると・・・エノキ、ケヤキ、ブナ、クリ、カシワなどに、寄生して栄養分を横取りして生活している寄生植物である。寄生の幹の中に寄生根を下ろして必要な栄養分を吸収するが、冬が近づいて寄生主の葉が、落ちるころには、自らの光合成によって栄養分を補う。冬の親木(奇主)が枯れてしまっても、青々とした葉を茂らせ、マリのように膨らんでいるのですぐ目につく。
早春に、先端の二枚の緑の葉の間に小さな黄色の花をつける。広辞苑より
とあります。・・・なんか恐ろしい・・・と思っていましたが、宿り木は寄生主を枯れてしまう程には、栄養分を横取りしていないとのことです。
冬がきても、寄生主の木が枯れてしまっても、枯れない宿り木は、不死、再生のシンボルとされています。
また、高い木の上にあって地上の危険から免れているという安全性や、不死性、人間の頭上にあって球形のマリを作るという神秘性が太陽や神を連想させた。
そして、西欧にも、やどりぎ”ゴールデンボウ”(金枝)の信仰として古くから言い伝えがあります。
そのお話はまた今度!
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